ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

苺のショートケーキ

クリスマスや誕生日といった特別な日に欠かせないのが真っ白いクリームに赤い苺がちょこんとのったショートケーキ。最近では色々な種類の生地やムースが出てきて、ケーキもどんどん複雑になっていくけれど、ショートケーキの魅力はそのシンプルさにあると思…

「パイ包み焼き」のパイ

世の中には「パイ包み焼き」という料理がある。 ナイフやフォークを突き立てなくとも「パリパリ」と聞こえてきそうなほど香ばしく焼かれたパイに肉や魚、時にはスープなどが包まれている小洒落た料理だ。 私がはじめて「パイ包み焼き」を食べた時、パイから…

苺ジャム

春の盛りから終わりにかけて、いよいよ苺が安くなってくると、我が家では苺ジャムを作ります。ジャム作りには生で食べるには少し物足りないといったような小ぶりな苺がぴったりです。甘さがいまいちでも、香りと酸味があれば充分!お砂糖と火の力でフレッシ…

チキンカレー

カレーといえばビーフカレーにポークカレー、チキンカレーにシーフードカレー、他にも各家庭で名のつかない色んな種類のカレーがあることと思います。中でも私が好きなのが具が鶏肉だけのシンプルなチキンカレー。サラサラとしていて欧風カレーより少しスパ…

おかかの焼き飯

焼き飯というと思い出すのが小学生の頃の夏休み。両親が共働きだったせいか朝ご飯を作るのは父の仕事。その片手間に冷蔵庫にあるものを十把一からげにご飯と炒め合せた焼き飯が私のお昼の定番でした。だいたい野菜ばっかりだったけれど、たまに赤いかまぼこ…

マーマレード

冬から春は多くの柑橘類の旬。最近スーパーや八百屋さんに行くと聞いたことのない名前の柑橘類が所狭しと並んでいて驚かされます。明るいオレンジ色のものから赤みがかっているもの、黄色っぽいものまで色は様々、形も子供の頭くらいあるんじゃないかという…

チゲ鍋

冬の寒い日に食べる真っ赤なチゲ鍋は格別です。どんなに寒い日でも、まるでマグマのようにふつふつ煮立って湯気が立ち昇るチゲ鍋を頬張っていると次第に体の中から温まって、否が応にも汗をかいてしまいます。チゲ鍋は辛さがもちろん特色だけれど発酵食品で…

鶏肉の白ワイン酢煮込み

お酢で煮るのに出来上がりは酸っぱくない不思議でおいしい煮込み料理。昔、私の母がよく作ってくれた料理のひとつで、キッチンから酸っぱい匂いが漂ってくると今晩の夕ご飯はこれだ!と喜んだものでした。 お酢はじっくりふつふつと煮詰めてあげるとツンとし…

りんごのコンポート

寒い冬はりんごの季節。真っ赤に熟したりんごは何とも言えない甘い香りがたまりません。割ってみれば中には鮮やかな黄色の蜜がたっぷり。甘酸っぱい風味やしゃりしゃりとした小気味良い歯応えはフレッシュなりんごでしか味わえないおいしさです。しかし、そ…

味噌つみれ鍋

冬の寒さが厳しくなってくると市場や道の駅の片隅に時折テントが張られ、なにやら美味しそうな匂いと一緒にもくとくと白い湯気が立ち昇っていることがあります。そう、つみれ汁です。私はその美味しそうな目印を見つけるとたまらなくなって、小銭を握りしめ…

薬味酢飯

私は小さい頃、薬味があまり好きではありませんでした。葱なんかはまだ良かったけれど茗荷や大葉のあの独特な香りを嗅ぐと、どうして既においしい食べ物にこんなものを合わせるのだろうとよく不思議に思ったものです。パクチーなどはもう恐怖の対象でしかあ…

ぶりの照り焼き

我が家では冬の魚と言えばぶり。近ごろはみかんぶりやスダチぶりといった柑橘系の果物の皮を食べさせて養殖したフルーツ魚なんていうのが出てきていますね。また、養殖でも産地によってはブランドがあって天然物より値段が高かったりして驚かされます。だか…

バターナッツかぼちゃのポタージュ

寒い冬、私はよく野菜のポタージュを作ります。食べると体が温まるのはもちろんのこと、手軽に野菜を摂ることができるし、なによりそのままでは食べにくい野菜もミキサーやフードプロセッサーにかけて、なめらかににしてしまえば抵抗なく食べられることが多…

ローストチキン

クリスマスと言えばローストチキン。我が家では私が小さい頃からクリスマスイブの夜に丸鶏を焼くのがお約束でした。23日になると母がお肉屋さんから丸鶏を買ってきて、それを冷蔵庫にしまっておくのです。子供だった私は珍しい丸鶏に興味津々で、たびたび…

ささみの中華粥

体調を崩しているとき、脂っこい食事が続いて食欲が落ちているときなどに私はよくお粥を作ります。ただのお粥ではちょっと物足りないというときに中華粥はぴったりです。真っ白の美しい見た目のお粥はとろとろでなめらか。するするとお腹に収まっていき、体…

ミートソース

昔懐かしいミートソース。私はときどき無性に食べたくなって、一度にたくさん作ります。冷凍しようと思ってたくさん作るのに、気がつくとあっと言う間になくなってしまうから不思議です。スパゲティはもちろんのこと、ラザニアやナスと合わせてムサカにする…

ピェンロー

寒い冬はお鍋の季節。気心の知れた人も、そうでない人も、みんなで一つのお鍋を囲めば、和気藹々としてくるから不思議なものです。しかし、お鍋と一口に言ってはみたものの、湯豆腐や鱈ちりからトマト鍋やカレー鍋まで、近ごろは洋の東西を分けず、色んなお…

里芋とお豆腐の煮物

私にはときどき、今日はお肉や油物を食べたくない!という日があります。それは肉食獣の彼女の要望で焼肉が連日続いた時だったり、忙しくて外食が続いてしまった時だったり。そんな時によく作るのが里芋とお豆腐の煮物です。野菜とお豆腐だからあっさりとし…

じゃがいものバジルソース和え

近頃は1年を通して手に入るようになったバジル。我が家では夏になると大袋でたくさん買ってきて、作り置きします。きちっと密閉して冷凍しておけば、おいしさ長持ち。それでも、やっぱり作りたての香りには敵いません。爽やかなバジルの香りにチーズのコク…

鶏のオーブン焼き

いよいよ年の瀬が近づいてくるとクリスマスに忘年会とイベントがたくさん。なにかと家にお客さんを招くことも増えてくる季節かと思います。1年の締めくくりは素敵なレストランや美味しい料理屋さんで!というのも良いですが、気心の知れた友達や大切な人と…

キューバサンドイッチ

映画「シェフ」を見ると、居ても立っても居られないほど食べたくなるのがキューバサンドイッチ。外側はバターでカリカリに焼いて、中はもちっと仕上げたフランスパンの間にはコクのあるチェダーチーズ、爽やかな酸味のピクルス、ジューシーなローストポーク…

塩鮭の炊き込みご飯

私が大好きな焼き鳥屋さんのメニューには、なぜか釜めしが用意されていて、これが絶品。春はあさりやたけのこ、冬は蟹や牡蠣といった具合に季節ごとの具もあったりするのだけれど通年あるのが鮭釜めし。お米の上にちょこんと塩鮭がのっていて、ぱらぱらと黒…

かぼちゃの煮物

時々、無性に食べたくなるかぼちゃの煮物。濃い深緑色と鮮やかな黄色のツートンカラーは目に鮮やか。手軽なこともあって、我が家では皮を剥かずに煮てしまいます。出汁なんかで煮なくても、ほっくり、しっとりと煮上がったかぼちゃは十分にご馳走です。華や…

白菜と搾菜の中華スープ

秋が終わって寒くなってくると、いよいよ白菜がおいしい季節ですね。葉の一枚一枚が肉厚になり、玉がキュッと締まって、ずっしりと重くなってきます。葉はクセがなくて柔らかく、芯はとても瑞々しくて甘みがあります。料理すると芯に近い部分は鮮やかな黄色…

カスタードプリン

近頃は色んな種類のプリンがありますよね。食感だけで挙げてみても、ぷるぷるとろとろな柔らかいもの、逆にカップを揺らしてもビクともしない、しっかりとした食べ応えのもの、両者の間に位置するものなどを含めれば枚挙に暇がありません。味だってカスター…

焼きサンド

焼きサンド、それはホットサンドとは少し違う、我が家に脈々と伝わるサンドイッチです。耳を落として、具を挟んだ四角い食パンを真っ二つ、長方形に切り分けて、こんがりとキツネ色に焼きます。具はハムとスライスチーズだけ。パンの間からは薄ピンクのハム…

ブロッコリーとツナのパスタ

青々とした新鮮なブロッコリーはさっと塩茹でして熱々なうちに、マヨネーズをつけて食べるのがおいしいですよね。でも、たまにはクタクタになるまで煮てみるのもいかがでしょう?小気味良い食感は無くなりますが、代わりにフォークで押すと崩れるくらいの柔…

いんげんの胡麻和え

香りの良い胡麻と歯ごたえの良いいんげんの組み合わせは胡麻和えの定番。ちょっぴり面倒でも胡麻は丁寧に煎ってから擂ると、とっても香ばしく、おいしく仕上がります。胡麻をサーッとフライパンに入れる音、胡麻がパチパチと爆ぜる音、擂り鉢とすりこぎがリ…

ニラのチヂミ

私が小さい頃、はじめて食べたチヂミは粉っぽくて、糊っぽい、あまりおいしいものではありませんでした。家で作るにしても、どうにも上手くいかなくて、市販の粉を買ってみたり、インターネットで調べてみたりするものの、出来上がりは似たり寄ったり。それ…

菜飯

今日は少し楽をして、献立は一汁一菜にしようという日に私は菜飯をよく作ります。白いご飯ではちょっぴりさびしいといった日の献立にぴったりの一品です。ご飯の白と菜っ葉の透き通った翡翠色の組み合わせは目にも鮮やか。もちもちとしたご飯とシャキシャキ…