ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

苺ジャム

春の盛りから終わりにかけて、いよいよ苺が安くなってくると、我が家では苺ジャムを作ります。ジャム作りには生で食べるには少し物足りないといったような小ぶりな苺がぴったりです。甘さがいまいちでも、香りと酸味があれば充分!お砂糖と火の力でフレッシュなものとはひと味も、ふた味も違う美味しさが引き出されます。また、加熱することで保存性も上がるため、長い間楽しむことができるようになります。材料はたったの3つ!まぶして、煮るだけだから、そんなに手間もかかりません。春が終わってしまう、その前に、ぜひ一度お試しください。

【材料】中くらいのジャム瓶2個分
苺(小ぶりなものがおすすめです) 3パック
ラニュー糖 洗ってヘタを取った苺の60%量
レモン汁 レモン2分の1個分

【作り方】
まず、苺をきれいに洗って、ヘタや傷んでいるところを取り除きます。大きいものは縦に半分や4分の1に切ります。

苺の重さを量り、その重さに見合ったグラニュー糖を苺にまぶし、よく混ぜます。

冷蔵庫で半日〜ひと晩寝かせて、砂糖の浸透圧で苺の水分を引き出します。時々かき混ぜてあげると効率よく水分を引き出すことができます。

水分が充分に上がって、苺が浸るようになったら鍋に移して、レモン汁を加えて、強火にかけます。

ジャムをおいしく、きれいに作るコツは強火で、出来るだけ短時間で仕上げること。そうすることで余計に色を損なわないし、苺の風味を活かすことができます。

アクを取りつつ、グツグツ煮詰めていきます。少しずつ水分が蒸発して、粘度が出てくるので焦げないように注意しましょう。

温度計がある方は温度計で測って103°C、無い方は小皿やバットに少量取って、冷してみて、丁度良い粘度になったら出来上がり。熱い時は粘度が低くても、冷やすとぐっと粘度が高くなるので、まだ少し早いかな?というくらいで様子を見ると失敗を減らすことができます。

すぐに鍋底を冷水や氷水に当て、ジャムをかき混ぜながら急冷します。これも色よく仕上げるためのひと手間です。

粗熱が取れたら、熱湯消毒したジャム瓶や保存容器に詰めましょう。

トーストやヨーグルト、ホットケーキなどにぴったり!自家製ジャムが冷蔵庫にあると毎日の食事がより楽しくなります。