ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

りんごのコンポート

寒い冬はりんごの季節。真っ赤に熟したりんごは何とも言えない甘い香りがたまりません。割ってみれば中には鮮やかな黄色の蜜がたっぷり。甘酸っぱい風味やしゃりしゃりとした小気味良い歯応えはフレッシュなりんごでしか味わえないおいしさです。しかし、そのおいしさが保たれるのは新鮮なうちの限られた間だけ。たくさん買ったり、貰ったりするとダメにしてしまうこともありますよね。そんなとき、我が家ではコンポートにして保存します。おいしいうちに煮てしまえば甘酸っぱい風味や果肉の鮮やかな黄色はそのまま、長く楽しむことができます。また、お菓子作りにもぴったりです。この冬、ぜひ一度お試し下さい。

【材料】
りんご 何個でも
水 皮を剥いて切ったりんごに対してひたひた
砂糖 水の分量の25%
レモン汁 ほんの少し

【作り方】
まず、りんごの皮を剥き、芯を取り除きます。

食べやすい大きさに切りましょう。細めのくし切りや縦ふたつに割って芯を取り除いてから横にスライスしてもいいかと思います。

鍋にりんごを入れて、ひたひたに浸かるくらいまで水を加え、水だけの重さを計ります。計った水の重さの25%の量の砂糖を水に溶かして、レモン汁を加えて沸かします。

砂糖が全部溶けたら、りんごを加えて煮ていきます。クッキングペーパーなどで落し蓋をすると均一に煮上がります。10分ほど様子を見ながら煮て、りんごがクタっと柔らかくなったら火を止め、そのまま一晩おいて冷まします。一晩おくことで、シロップの浸透圧でりんごに糖分がよく入り、味がよくなります。もちろん、出来立てのフレッシュ感の残るものもおいしいので、火傷に気をつけてぜひ味見をしてみて下さいね。

これでりんごのコンポートの出来上がりです。おやつにそのまま食べても良いですし、アイスクリームやヨーグルトに添えてもおいしいかと思います。さらに細かくし、砂糖を加えて煮詰めたりするとジャムやパイのフィリングにすることもできます。