ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

ぶりの照り焼き

我が家では冬の魚と言えばぶり。近ごろはみかんぶりやスダチぶりといった柑橘系の果物の皮を食べさせて養殖したフルーツ魚なんていうのが出てきていますね。また、養殖でも産地によってはブランドがあって天然物より値段が高かったりして驚かされます。だからと言って無条件に天然物の方が良いとか養殖物の方が良いなんてことは無くて、それぞれの味の好みや料理によって選ぶという方が良いかと思います。そんなぶり、私が一番好きな食べ方はわさびをたっぷりつけて食べるお刺身。わさびの風味がぶりの甘さを存分に引き立ててくれます。でも、毎日お刺身続きではいくら好きでも飽きてしまいます。そんな時にはぶりを照り焼きにします。甘塩っぱくて、こっくりとした味は白いご飯によく合います。お弁当のおかずにもぴったり!

【材料】
ぶり 2切れ
塩(下味) 少々
酒(下味) 少々
小麦粉 少々
●醤油 大さじ2
●みりん 大さじ1
●酒 大さじ1
●水 大さじ2
●砂糖 大さじ1
植物油 適量

(付け合わせ)
長葱 1本
牛蒡 1本
植物油 適量

【作り方】
まずはぶりの切り身に薄く塩と酒を降りかけて少し置いておきます。

その間に長葱と牛蒡を食べやすい大きさに筒切りにします。牛蒡は包丁の腹で軽く潰すと味の染みが良くなります。フライパンに油を引いて長葱と牛蒡を焼いていきます。煮ると焼き色が流れてしまうので、しっかりおいしそうな焼き色をつけましょう。焼きあがったらバットや器に移しておきます。

次に置いておいたぶりの水気をキッチンペーパーなどで拭き取り、薄く小麦粉をまぶします。長葱と牛蒡を焼いたフライパンを軽く拭き、再び油を引いて、ぶりにもおいしそうな焼き色をつけていきます。時にはお箸や鍋のへりを使ってぶりを立てたりして全体に焼き色をつけましょう。焼きあがったら長葱や牛蒡と一緒に取り置いておきます。

再び、軽くフライパンを拭いて●印の付いた調味料を全て加えて、ひと煮立ちさせます。焼き色をつけた長葱と牛蒡を加えて、煮汁が少し煮詰まるまで煮ていきます。ちょっぴり濃度がついてきたなと思ったら先に長葱と牛蒡を器によそいます。

長葱と牛蒡の代わりにぶりを加えて、さらに煮詰めていきます。途中、スプーンなどで煮汁をかけながら煮るとぶりに味が均一に回ります。

煮汁が少なくなって、とろーっとしてきたらぶりを器によそいます。煮汁をさらに煮詰めて、ぶりや長葱、牛蒡にかけるとより照りが出ておいしそうに仕上がります。お好みで針生姜や白髪ねぎをあしらったら出来上がりです。