ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

ローストチキン

クリスマスと言えばローストチキン。我が家では私が小さい頃からクリスマスイブの夜に丸鶏を焼くのがお約束でした。23日になると母がお肉屋さんから丸鶏を買ってきて、それを冷蔵庫にしまっておくのです。子供だった私は珍しい丸鶏に興味津々で、たびたび冷蔵庫を覗いてよく怒られました。今では私が買ってきて、焼く側になったことを思うと感慨深さとともに時の流れの早さに驚かされます。最近ではお店やコンビニでも、足の1本から手軽に買えるようになりましたね。味だって、どれもおいしいものばかり。それでも、やっぱり家で焼くチキンは格別です。ここ数年、私が気に入っている焼き方はブライン法という鶏を一晩、ブライン液という調味液に漬ける方法です。この作り方だとお肉が驚くほどにしっとりとジューシーに仕上がるのです。初めて、この方法でチキンを焼いた時は感動しました。こんがりとおいしそうな焼き色がついた皮のすぐ下には肉汁でぱつぱつになった薄ピンクのお肉がたっぷりと詰まっているのです。あまりのおいしさに、ふたりで1羽をぺろっと食べてしまいました。1年に一度のクリスマス、少し手間と時間はかかりますがぜひ一度お試しください。

【材料】鶏1羽分
丸鶏(中抜き) 1羽
水 丸鶏が完全に浸かる量
●塩 水に対して5%
●砂糖 水に対して3%
●胡椒(ホール)5粒くらい
ローリエ 2枚
ローズマリー(フレッシュ) 2本
●にんにく(半分に切るか潰す) 3片
+αお好みのハーブやスパイス
じゃがいも 3個
玉ねぎ1個
オリーブ油 適量

【作り方】
ローストチキンは焼く前日から仕込みます。
まず、丸鶏を水でよく洗います。内臓に汚れや血、脂などが残っている場合があるので入念に。

鶏を洗い終わったらブライン液を作ります。
清潔で食品に対応しているポリ袋や大きなボウル、鍋に鶏を入れて水を注ぎます。ひたひたになったら、水だけの重さを計ります。そこに●印のついた調味料を全て加えて、塩や砂糖の粒が溶けるまでよく混ぜます。これでブライン液の出来上がりです。丸鶏を漬けて冷蔵庫や涼しい所で一晩置きます。

ボウルや鍋でつける場合はラップで落し蓋をすると浸からない部分ができません。

焼く1時間ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。その間に一緒に焼くじゃがいもと玉ねぎの下拵えをしましょう。じゃがいもは皮を剥き、スライスして沸騰したお湯にたっぷりの塩を加えて軽く茹でます。玉ねぎは薄切りにします。ともに少しのオリーブ油で和えておきます。オーブンは200°Cで予熱しておきましょう。

天板にじゃがいも、玉ねぎを敷き、その上にブライン液を切った丸鶏をのせて、必要なら足をタコひもで縛ります。私はいつも縛らずに焼いてしまいます。仕上げに鶏にオリーブ油を塗ります。

オーブンの温度を180°Cに落として、鶏を入れます。大きさにもよりますが、だいたい1時間くらいで焼き上ががるかと思います。途中で焼き色を見ながら天板の向きを変えたりすると均一においしそうな色がつきやすいです。焼け具合は竹串や料理用の温度計で確認します。竹串で見る場合は鶏の厚い部位に刺してから数十秒間おいてから抜き、竹串の先を唇に当てて、熱くなっているか、刺した所から透明な肉汁が出てくるかで判断します。

鶏の下に敷いたじゃがいもと玉ねぎは付け合わせに、天板に溜まった旨みたっぷりの肉汁や脂は塩と胡椒を加えてソースにします。

天板のままでも、大皿に盛っても良いですが、やはり丸鶏はみんなの前でわいわい言いながら取り分けるのが楽しみのひとつです。冷めないうちに召し上がれ。

広告を非表示にする