ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

ミートソース

昔懐かしいミートソース。私はときどき無性に食べたくなって、一度にたくさん作ります。冷凍しようと思ってたくさん作るのに、気がつくとあっと言う間になくなってしまうから不思議です。スパゲティはもちろんのこと、ラザニアやナスと合わせてムサカにするのもとってもおいしいです。お肉の旨みとコク、トマトの甘みと酸味がなんとも言えず、多くの人が食べると笑顔になってしまうミートソース。いまは缶詰やレトルトのものが簡単に安く買えるけれど、自分で作ったものは格別です。少し時間と手間はかかるけれど、それに見合うだけのおいしさがある、とっておきのレシピです。ちょっと良いことがあった日に、大切な人へのご馳走に。ぜひ、一度お試しください。

【材料】
合挽き肉 500gくらい
●玉ねぎ 1個
●にんじん 2分の1本
●セロリ 1本
●にんにく 1片
牛乳 炒めた合挽き肉にひたひた
赤ワイン 加えた牛乳の半分くらい
トマト缶 2缶
トマトケチャップ(隠し味) 少々
固形ブイヨン 1かけ
塩(味を見ながら) 適量
胡椒 少々
ローリエ(あれば) 2枚
植物油 適量

【作り方】
まずは●の印の付いた野菜を全てみじん切りにします。できることなら手で切った方が野菜の苦みやえぐみが出にくいので、おすすめです。

鍋に油を引いて、にんにくを加えて炒めていきます。軽く香りが出てきたところで、玉ねぎとにんじんを加えましょう。ここで塩少々(分量外)を振って余計な水分を出すと早く炒まります。玉ねぎとにんじんが透き通ってきたら、セロリを加えてさっと炒め、別の器にとっておきます。

鍋をきれいにして、油を引き、合挽き肉を炒めます。はじめはあまり混ぜないようにして焼き色をつけると肉感が残り、香ばしく仕上げることができます。合挽き肉全体に濃い焼き色がつくまでしっかり炒めます。

炒め終わったら、ザルなどを使って余計な脂を取り除きます。再び、鍋をきれいにして炒めたひき肉を戻して、牛乳をひたひたに注ぎます。強火〜中火で牛乳の水気がなくなるまで炒めます。水気がなくなったら、今度は赤ワインを注いで同じ要領で炒めていきます。

赤ワインの水気も飛んだら炒めておいた野菜、トマト缶、トマトケチャップ、ブイヨン、あればローリエも加えて蓋をせずに弱火〜中火でふつふつと煮込んでいきます。だいたい3、40分くらいで煮上がるかと思います。味見をしてみて、ひき肉が柔らかくなったら塩と胡椒で味を調えて出来上がりです。