ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

焼きサンド

焼きサンド、それはホットサンドとは少し違う、我が家に脈々と伝わるサンドイッチです。耳を落として、具を挟んだ四角い食パンを真っ二つ、長方形に切り分けて、こんがりとキツネ色に焼きます。具はハムとスライスチーズだけ。パンの間からは薄ピンクのハムととろーっと溶けたチーズが顔をのぞかせます。クリームチーズやチェダーチーズなどの洒落たチーズではなくて、昔からあるスライスチーズを使います。ほんのりと香るバターとからしの風味がいくら食べても飽きさせてくれません。シンプルで飾り気はまったく無いけれど、馴染みやすくて、食べるとどこかほっとする、懐かしいような気持ちになります。我が家では昔、よく祖母がおやつに作ってくれた思い出の味です。

【材料】焼きサンド12切れ分
サンドイッチ用食パン(耳が落とされたもの)12枚
スライスチーズ(溶けるタイプ)6枚
ハム 6枚
バター 適量
からし(ディジョンマスタードでも) 適量
油 適量

【作り方】
まず、バターを室温に出して、柔らかくしておきます。

パンに1枚ずつ、薄くバター、からしの順番で塗っていきます。

全てのパンにバターとからしを塗り終わったら、ハムとスライスチーズを挟みましょう。

これで6枚のサンドイッチが出来上がったはずです。全てをきれいに重ねて、ひと切れが長方形になるように真っ二つに切り分けます。

フライパンに油を引いて、中火で熱します。フライパンに手をかざしてみて、熱いくらいになったらサンドイッチを焼いていきます。

少し焼いては焼き色を見て、おいしそうな色に焼けたら、ひっくり返しましょう。

ひっくり返して、しばらく経つとチーズがとろりと溶けてくるはずです。ひっくり返した面の焼き色も確認して、おいしそうな焼き色がついていたら出来上がり。あとは同じように焼いていきます。

まずはできたて熱々を食べてみてください。チーズがとろーっと溶けているうちに召し上がれ。冷めてもおいしいので遠足やピクニックのお弁当にもぴったりです。