ヒモの手帖

今日は何を作ろうか

ポークジンジャー

生姜焼きよりはなんだか少しシャレているけど、ポークソテーともちょっと違う。日本のおそうざいの良さと外国のおそうざいの良さを併せ持ったハイブリットとも言える日本が誇る洋食の代表格。ただ焼くだけでは少し脂がキツい豚肉も、生姜や玉ねぎの風味が加わることでガラリと変わるから不思議です。ポークジンジャーを焼いている時の香りは、それだけでご飯が食べられそうなくらい。豚肉、生姜、お醤油の組み合わせは日本人のDNAに深く刻み込まれているのかもしれません。我が家のポークジンジャーには隠し味として梅酒が入ります。お酒とお砂糖を切らしていたのを忘れて、作り始めてしまったのがきっかけでした。梅酒のフルーティーな風味が豚肉にとてもよく合います。

【材料】2人分
ポークソテー用の厚切り肉 2枚
塩 少々
●醤油 大さじ4
●生姜のすりおろし 1片分
●にんにくのすりおろし1片分
●玉ねぎのすりおろし 大さじ2
●梅酒 大さじ1
●水 大さじ2

【作り方】
まずは肉に塩をふって少しおいておきます。ここでの塩は肉に下味をつけるためなので少し薄いかなというくらいにしましょう。

肉に塩をして置いている間にタレを作ります。器や保存袋に●印のついた調味料を全て加えて混ぜます。

タレが均一に混ざったら、肉を漬けます。器の場合はラップなどをぴっちりして肉をタレにしっかり浸しましょう。保存袋の場合は出来るだけ空気を抜いて閉じます。漬ける時間はその日の都合によって、だいたい30分から長くても1時間くらいで大丈夫。

漬け上がったら、鍋に油を引いて、白煙が出るくらいまで強火でしっかり熱しましょう。

はじめに鍋の底に接する面がジンジャーポークの顔になります。肉をタレから取り出して、ジュッと並べます。鍋に並べたらあまり触らず時折、鍋をゆする程度に留めるとおいしそうな焼き色がつきやすいかと思います。

片面がおいしそうに焼き上がったら、ひっくり返して、今度は軽く焼き色をつけます。

タレを加えて少し煮詰めたら、出来上がり。
いんげんのバタ炒めやキャロットグラッセ、粉ふきいもなんかを添えると洋食らしい雰囲気になります。平皿にふんわりと盛ったご飯と一緒に召し上がれ。